Road to 和室ツイン
第4章 妄想の結論
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スタッフ名:小森克敬
休暇村嬬恋鹿沢にベッドのあるお部屋を増やしたい。という思いからスタートした「Road to 和室ツイン」(和室ツインへの道)
これまでの経過は「プロローグ~第3章」をご覧ください
プロローグ
第1章 いざ高山
第2章 家具来たりなば
第3章 くう ねる すわる
改装のこだわりポイントは「くう ねる すわる」
『寝る』と『座る』は、前回のブログでご紹介しました。残るは「くう」。食うではありません『空』です。
いきなりですが話は脱線します
休暇村から車で40分、長野県東御市にあるミミロータスさん。2021年12月に開業した、チャイと焼き菓子のお店です。
ミミロータスさんのHPはこちら
提供しているチャイや焼き菓子はもちろんですが、店舗へのこだわりも半端ないんです。店主さん自ら設計に携わり、家具や照明、壁の色、入り口のドア(やドアノブ)、チャイを運ぶ金具やトイレの表示などなど。気に入ったものが無ければ自分で作ってしまうこだわりっぷり。旅好きな店主さんが、旅先で出会ったお気に入りをギュッと凝縮した感が店内に溢れています。
そんな店舗完成までのこだわりやワクワクや葛藤が「ハコづくり日誌」という冊子にまとめてありました。
オール手書きで、プリントした写真がペタペタ貼り付けてあって。熱い思い(偏愛?)がダイレクトに伝わってくる「ハコづくり日誌」。その巻頭に書いてあったのが・・・・
「イメージノートをつくる」
ハコ(店舗)のイメージを広げ・整理し・形にするためのノート。別名「妄想ノート」の大切さ。
今年の1月、ミミロータスで「ハコづくり日誌」を初めて読んだ時にふと感じたのです。和室ツインの改装と似てるなぁ。
今回の改装は、和室にベッドを設置するのが目的です。ただ、それだけでは面白くない。この部屋の魅力を3倍増しにして、それをお客様に伝えるにはどうすればいいんだろう。他のホテルを視察したり、家具メーカーのショールームを回ったり。CREAとかBRUTUSの、旅やホテル・インテリア特集も参考にしました。
どこまでも広がる妄想に終止符を打てたのは、ひとえに費用と時間の制約があったかから。出した結論は・・・
窓いっぱいのカウンターテーブルを作ろう!
改装するお部屋から見える風景、2023年2月16日の417号室からはこんな感じ。左手に四阿山、中央には草津白根山と2つの日本百名山を遠望。秋にはお部屋から紅葉を満喫いただけます。
が、しかし
窓枠の位置が高くて、座ったままだと景色を楽しむ事ができないのです。
風景を満喫できないなんて~!
という訳で、この窓枠いっぱい。幅250センチのカウンターテーブルを設置します。現在、家具メーカーさんにて製造中。特注品なので写真はありません。完成時のお楽しみです。
そして、カウンターテーブルに合わせるのは・・・・
Takayama Wood Works のハイチェアー
Takayama Wood Worksのカタログ(全70ページ)を開くと
いきなり裏表紙に登場。企業の顔となる製品なんですねぇ(推測)
「風景をアピール出来る仕掛けがあるといいなぁ」という漠然とした思い(妄想)を持って、家具メーカーのショールームを回っている時に出会ったのがこのハイチェア。一目ぼれですね。やられました。
takayama wood works のHP
カウンターテーブルの高さは窓の下枠と同じ90㎝。写真では壁に向かって座っていますが、実際に和室ツインのお部屋でテーブルの向こうに見えるのは・・・
👆 です。
ハイチェアに座ってコーヒーを飲んだり本を読んだり。いいだろうなぁ。
そして、何よりゆっくりとこの空を眺めて欲しい。そんな思いを込めた最後のこだわりが「空」でした。
妄想が形になるまであと1か月。
そう言えばミミロータスの「ハコづくり日誌」にも書いてありましたっけ。
『妄想は もう そうなっているんだよ』
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※ブログ「Road to 和室ツイン!」は毎月10日、20日、30日にお届けします。
※和室ツインは2023年4月よりご利用可能となる予定です。ご予約は既に承っています。
第5章 ラストスパート
第6章 決戦前日
「番外編」
WBC嬬恋ラウンド開幕⁈
第7章 まだまだまだまだ
第8章 窓いっぱいの・・・
第9章 神は細部に宿る